読了までの目安:およそ5 分ですぜ!
ども、古着eBayセラーのまー坊(@belligerent_exp)だぜ!今回はeBay輸出の未着トラブルについてだぜ、こんニャロー!①の続きだぜ!
前回では一番多いトラブルとして「配達」を挙げた。
中でもカナダ宛の遅延と紛失量は他を圧倒するのだ!
カナダ宛の怖いところは、割高な追跡番号サービスを付けても追跡されない点なのだ。
な…何を言っているのかわからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
配送手段は日本郵便一択
一回で大量に輸送する法人利用なら他の選択肢もあるが…
個人輸出ならまず日本郵便が早くて一番安いぜ!
ワイがメインで使ってるのが追跡番号付きの航空便サービス。
安い順に、
2. eパケット ← まー坊オススメ!
3. EMS
の3種類。
基本的な前提情報をお伝えしておくぜ!
まず、一番安い書留付SAL。アメリカまで500g以内なら¥990。
飛行機に空きがなけりゃ空きのある便まで後回しにされるシステム。だから一番遅い。
閑散期なら10日程で着くが…
クリスマスなどの荷物が多い時期は、いつまでも日本から出られないこともあり得る。
次はeパケット。アメリカまで500g以内なら¥1,235。
通常一週間程度。激混みのホリデーシーズンは一ヶ月近くかかることもある。
自宅のプリンタで印刷することを前提とされたサービス。
その負担の代わりに安くて早い。
一番高いのはEMS。アメリカまで500g以内なら¥2,000。
3~4日ほどで着く。激混みホリデーシーズンで一週間。
色々と特別扱いだから必要な添付書類の量も段違い。
SALやeパケはA4用紙1枚の書類で済むが、こっちは4~6枚必要。
日本では荷物はちゃんと着いて当たり前。本来は書留付SALで充分のはず。
ところが国際便ではそうはいかないのだ
実録!国際便発送【追跡なし編】
ちょっとシミュレーションをしてみましょうか。
あなたは新米eBayセラー。今日9/28に初めてカナダからの$100の注文がありました。
送料$10を設定しているので、PayPalに$110入金されました。
配送は安いSALにしました。
書留(追跡)は別途¥410かかるので付けません。
配送料は¥580で済みました。
仕入れ値は¥1,500、送料は¥580、手数料は$16.5。
儲けは$75くらいです。ヤッタね!
一ヶ月くらい経った11/2、バイヤーからケース(苦情)がオープン(開示)されました。
荷物が届かないというのです。
どうやらクリスマスシーズンに入り、税関では荷物が込み合ってるようですねぇ…
SALは入国時も他の荷物の後回しにされますから。
ケースをオープンされると、バイヤーに何かしら行動を起こすことを促されます。
選択肢はいくつかあります。
2. 一部返金する
3. 追跡番号を入力する
4. バイヤーにメールする
あなたが選択したのは4番でした。
「今配達中だからもう少し待ってね!」
慣れない英語ながら、安心してもらおうと真摯に対応します。
翌朝目を覚ますと、既にeBay判断で$110がバイヤーに返金されていました。
寝てる間に怒ったバイヤーがケース(苦情)をエスカレート(上告)させたようです。
eBayとPayPalに払った$16.5が戻ってきました♪ 良かったですね!
送った荷物は?
かかった送料は?
はぁ???
実録!国際便発送【追跡あり編】
先ほどは追跡がなかったために、無条件で返金の憂き目に遭ってしまいました。
さて気を取り直し、時をひと月前に戻しましょう。
今日9/28に初めてカナダからの$100の注文と$110の入金がありました。
虫の知らせかカナダは遅配・紛失が多い気がしたので書留(追跡)を付けることにしました。
配送料は¥990。
仕入れ値は¥1,500、送料は¥990、手数料は$16.5。
儲けは$70くらいです。ヤッタね!
一ヶ月くらい経った11/2、荷物が届かないというバイヤーからケースオープンを食らいました。
あなたは追跡番号を入力した上、バイヤーにメールをしました。
「追跡番号があるから安心してね!そんでもうちょっと待っててね!」
翌朝、eBay判断で$110がバイヤーに返金されていました。
バイヤーがケースをエスカレートさせたようです。
あなたは憤慨しeBayに連絡を入れます。追跡番号付けたじゃないかと。
翌日eBayから返事がきました。相手に届いたことを証明してみ?と書いてあります。
もうあなたはカンカンです!
怒りを抑えつつ、日本郵便の追跡用URLに追跡番号を打ち込みます。
ところが、9/30の東京国際郵便局から発送を最後に更新が止まっています。
カナダに着いたかどうかもわかりません。
まず郵便局に問い合わせなきゃ!
これじゃあeBayに物申すことができません!
書留の控えを持ったあなたは、荷物を預けた郵便局に出向きました。
郵便局に状況の確認と、最悪紛失の場合の保証を受け取るためです。
書留*はMax¥6,000の損害賠償を受け取れる触れ込みだからです。
もちろん送料はその¥6,000に含まれまれないので¥6,990を受け取れるはずです。
EMSの場合は速達書留といって、賠償額は¥20,000です。(追加保険料を払えば賠償額を増やすことができます)
郵便局の窓口にやってきたあなた。
すみません、コレ送ったんですけど届いていないみたいなんです
普段は国内便しか扱っていない郵便職員たち。
慣れない国際便トラブルで手間取ったんでしょう。
30分ほど待たされてようやく誰かが出てきました。30代後半の男性です。
郵便課・課長代理という方です。
お待たせしました!東京国際(交換局ともいう)に確認したんですけどぉ、出荷した後の行方がわからないそうなんですよぉ
へ?それは追跡サイトで確認したので知っています (時間かけて出てきた情報はそれだけ?)
はぁ、すみません
じゃあ、損害賠償請求をしたいんですがよろしいですか?
えと、はぁ。あのぅ調査請求はもう出されてるんですよねぇ?
調査…請求?初めて聞きました。それを提出したら賠償金を払ってもらえるんですか?
うーんとぉ…調査請求を出していただいて、それからカナダから紛失したことを証明されないとお支払いできないんですぅ
そうなんですか!?(何だそりゃ?)じゃあその調査請求を出します
うーんとぉ…カナダですかぁ。調査請求はお預かりしてから2ヶ月経ってからじゃないと受理できない決まりなんですよぉ
はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
追跡されてないだけでも不信感でいっぱいなのに、損害賠償もされないって?
次回、eBay輸出のトラブルについて③に続く。
カスタマーサポート、東京国際郵便局、窓口郵便局課長、とたらい回しになるあなた!縦割り組織の弊害が次々と明らかに!