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eBayセラーならバイヤーに依頼されたことがあるだろうアンダーバリュー(Under Value)。
送り状に記載する申告額を、販売価格より安く書く行為のことだぜ!

例えば$100で売れた商品価格。
こいつを送る時に「$○○以下で申告してくれ」とバイヤーから依頼されることがあるのだ。

なんでこんな依頼があるのかとう言えば、バイヤーが関税を逃れることができるから

 

あなた

脱税じゃん!
こんな悪事に加担しちゃ駄目じゃん!

 

そういうあなたは正しい。
けれどワイは受け入れて来た。

もちろん、きちんと商品ページには以下のように書いてあるよ。
・関税支払いはバイヤーの義務
・アンダーバリューはしません
建前としてだが。

ワイがアンダーバリューを受け入れる理由は単純。

受け入れるメリット > 受け入れないデメリット

だから。


確実に荷物を受け取ってもらえるメリット

セラーにとって怖いのは…

1. 商品の未着 (詐欺紛失)
2. 商品の返送 (受取拒否留守)
そしてそれらによって引き起こされる、
3. ケースオープン
4. キャンセル、返金

返金になっちゃうと機会損失、送料損などのダメージが半端ない。
ところが、アンダーバリューを依頼する客ときたら受け取る気マンマン。

詐欺る気や、受取拒否の危険がない客なんやで!

ということは、商品の未着や返送のリスクが格段に軽減されている客なのだ。


信用を獲得できるメリット

お客にとって、
しっかり荷物が届いた体験 = 安心感となり、リピート購入に繋がる
この体験の積み重ねこそが信用だとワイは考えてるぜ!
そして、信用獲得は売上げ拡大に欠かせない。


関税がかかる国・目安の申告額

アンダーバリューを求めない客がほとんどなので、基本は販売額で申告している。
そして以下の国と金額は、(1)メイン取引先、(2)古着という商材、(3)個人輸出というワイ固有の3つの条件を念頭に置いてほしい。
条件次第で金額が変わることは多いにあり得るからだ。
あと、多少は為替相場の影響を受けるのであくまで目安としてちょうだい。

アメリカ:そのままの申告額
アメリカからの注文には、基本的に販売価格をそのまま書いている。
$200を越えると関税がかかると聞いたことがあるが、$500で送った時でも関税を払ったという連絡はなかった。
はっきり言ってよくわからないw
以下のサイトを読んだが、個人輸出に該当する目安額は見当たらなかった。
ジェトロのサイト
アメリカの税制サイト
詳しい方、情報提供をお願いします。

ドイツ:22ユーロ(¥3,000くらい)
数名の客が指定してきた金額。これよりも少ない金額だと関税がかからない可能性が高い。
定かではないが、送料も22ユーロに含まれると言う客がいた(が、そこまでは聞いてられないので無視している)。

イギリス:20ポンド(¥3,000くらい)
これもある客が教えてくれた額。これよりも少ない金額だと関税がかからない可能性が高い。

カナダ:ギフト60カナダドル、商品20カナダドル
これは日本人留学生の交流サイトから見つけた額。でもあてにならなかった。
というのも、「ギフト、個人利用の中古品」と記載したのに、60カナダドル(¥5,000程度)の申告額でワイのお得意さんはがっつり関税とられたからだw
そのお得意さん宛には¥1,000と書くことが多い。

ベルギー、イタリア、スペイン、ポルトガル、フランス:20ユーロ
これはお客さんから言われた金額。どうやらEUは20ユーロが目安のようだ。

税金をきちんと払うことを是とする国民性なのだろうか。
いかに金額が大きかろうとフィンランドの人たちからはアンダバリューを依頼されたことがない。
普通に収入が多いからかもしれないが。

参考までに、オーストラリア、シンガポールは今のところ関税がかからない。
余計な気を使わず、販売額そのままで申告できる。


ささいなデメリット

これまでメリットを挙げたが、公平にデメリットについても書きたい。
しかしながら、

デメリットは特にない。

だって関税を払うのはバイヤーの義務。
万が一、あちらの国でバイヤーが税関に取っ捕まっても、セラーに累が及ぶことはないのだから。

そもそも販売額より安い金額で申告して何が悪いの?
その申告額は仕入値かもしれないでしょう、単に書き損じかもしれないでしょう。
第一、裏を取るにはeBay上でのやりとりを探る必要があるが、その権限は誰にあるの?
日本の税関?相手国の税関?

そして最悪、荷物が亡失になった場合。
損害賠償請求額はPayPalの売上入金ページを提出すればいい。
申告額に「Shippingツールのデフォルト値を入れてしまった。ミスでした」とでも言えば解決する。


アンダーバリューを受け入れる理由のまとめ

・確実な荷物の受け取りで返金リスクを抑えられる
・信用を獲得しリピーターを増やせる
・デメリットが皆無

以上だぜ!
積極的にアンダーバリューをすることはないが、頑に拒否する必要はないとワイは考える。
アンダーバリューを拒否することで理不尽な扱いを受けるのはセラーと相場は決まっているからだ。

たまに「高い関税払わされた〜」とノーマルやネガティブにフィードバックされることがある。
いくらeBayに消してもらえるからといって看過できない。
本来はポジティブフィードバックとして評価数が増えるはずだったのだから。


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