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古着eBayセラーのまー坊(@belligerent_exp)だぜ!

前回の競合分析で見えた!正しいライバルの潰し方<前編>で、ライバルの仕入額や利益を知ってしまったワイ。
その情報を駆使してライバルを懲らしめてみた。

実はこの記事、フリーシッパー野郎に向けて書いている(笑)

奴が読むかどうかわからないし、ワイの手の内を明かすことになるのだが。
なぜ書くか。

安値売りって結局損だよ、って伝えることが目的だから。


敵ができないこと

競争に勝つには、相手ができないことをする。
これが鉄則。

高値売りセラーのワイ vs. 安値売りセラーのフリーシッパー野郎の場合。
フリーシッパー野郎には超えられない2つの壁がある。

・売価 $40の壁
・仕入値 1,200円の壁

だが、ワイはどちらもやすやすと乗り越えることができる。

売価$40の壁

大阪出身の上司や同僚がよく使う言葉に「ボッタクリ」がある。
ワイら東京出身者は、ボッタクリバーなどのような…相場とかなりかけ離れた場合にしか使わない
10倍(1,000%)などに使うのが妥当だ。

ところが、大阪出身者というのはほんの些細な金額にもボッタクリを使う。
それこそ10%高い程度でもボッタクリなどとのたまうだ。大げさな物言いなので、初めは驚いたぜ!
小指をぶつけた程度で救急車を呼ぶ人を見るようだった。

eBayにおいても同様で、わずかに高い値付けに敏感なのかもしれない。
大阪人の金銭感覚は東京人が理解するにはデリケート過ぎるのだ。

話を戻す。
高値売りセラーが優位な点は、安値ライバルが敬遠する商品を並べることができること。

・送料がかかり過ぎる重いアイテム
・レアなアイテム

こういった品揃えで安値セラーに勝てるのだ。

ただ、この品揃え戦略は昔から行なっており、すでにフリーシッパー野郎を圧倒している
トドメを刺すには別の攻め手が有効だ。

仕入値1,200円の壁

相手が買えない値段で仕入れに競り勝つ。
これが有効打だった。

奴の値下がり待ちアイテムはもちろん、奴が値下げ要求中のアイテムを横からかっさらうことだってできる。
それもたった100円、200円を上乗せするだけで。

敵が上がれない高さから急降下で奇襲する、ゼロ戦さながらの戦術だ(ZEROメソッド)

もっとも、彼の仕入れ場所・仕入れ上限価格を握っているからこそ邁進できるやり方だし、逆に敵の情報を知らなかったらできなかったやり方だけどね。
ところで、

あなた

この記事をフリーシッパー野郎が読んだら対策できちゃうよ?

ってあなたは思ったに違いない。

対策って…値段交渉を経ずステルスで買うことですかな?
Yes. それこそ

20150704171937

なのである。
狙いは正にそこ。

奴の仕入れ価格を引き上げ、利益を圧迫させることだから。

毎回奴の欲しい商品を狩るのは無理。24時間ずっと商品を見張るわけにはいかない。

だが2回に1回、欲しいものが誰かに買われ始めたら?
値段交渉中に横取りされたら?

夏はあれほど潤沢に、楽に入手できたアイテムが半分しか手に入らないんだから普通は焦る。
思い通りに仕入れが進まなくなれば、フリーシッパー野郎は予算以上で仕入れるしかなくなる。
頻繁にしていた値下げ交渉を封じなければ、誰かに横取りされてしまうのだから。

そしてワイの出品を見れば、邪魔する奴が誰だか気付くだろう。
いや、もう気づかれているwww
メルカリのアカウント名を変えたみたいだけど、意味ないよ?
だってコメントは消えないんだから。
お前のコメントした商品、購入履歴に残ってるからねw

ここまでされても、奴は何も対策できない。
仕入れ値に上限があるからだ。
薄利の奴に、ワイ以上の仕入れ能力はない。

ダメ押し

夏物などの軽い商品は全て、フリーシッパー野郎と同価格帯にした。
(それでも$1~$2高いのはワイのマウンティングw)

もちろんワイは一部利幅を減らしてしまうが、ワイなんかよりはるかに大ダメージを受けたのは奴の方だった。
ワイの販売点数が増え、奴の販売点数が落ち込んだからだ。
レアや重い商品で集客・差別化はそのままできるワイに対して、奴は競争優位を失ったに等しい。

たまにワイを出し抜いて仕入れた品で稼ぐことはできるだろうが、ワイにマークされた以上はもう二度と夏のように入荷できない。
しかも秋以降は重い商品が売れる季節。毎年お前が苦戦しているシーズンだw

勝負ありの9月、10月

フリーシッパー野郎もわかってるはず。どれだけ差がついたか?
この二ヶ月で50着以上もワイが販売点数を上回った。もちろん全てワイの販売価格が高い。
今までは泳がせてたけど、ワイは多分もう攻撃の手を緩めないぜ!

安値野郎ができるであろうワイ対策

あえてフリーシッパーができることを挙げるなら、2つ。

(A)今よりさらに販売価格を下げて客に媚びを売ること
(B)ワイ並みに販売価格を上げて利益を増やすこと。

ワイに仕入れを邪魔されながらAを続けるのは苦しいだろうけど…ガンバ!
本当はBをされるのがワイにとって嫌なこと。競争優位が削られるからね。
でもビビりなコイツに高値売りができるかな?

フリーシッパー野郎がどうしたか、すでに結果が出てるけどねw

ライバル論

ライバルはいた方がいいに決まっている。独占できれば儲かると思ってるアホがいたら顔を拝みたい
ライバルがいないと商品の認知度が下がり、需要が先細るのだ。
いていいのは数人が限度だけどね、多すぎると困る。

また、競争を通じての工夫や成長は得難いものだ。
フリーシッパー野郎からは特に、それらを獲得した。

だからこそ数年、奴の出方を見守った。
いつかは高値売りの重要性に気づいてもらえ、共存共栄できるかもしれないと思ったからだ。

だけど無理だった。安値売りは治らず、図に乗る始末。
お仕置きが必要だった。それが今回の措置。
奴がこれで潰れてしまうようならそれまで。
別のライバルと戦うまでだ。


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